起震車体験
2021-10-14
LIFESCHOOL根岸こどものいえの「カズヤ」です。
今日は5歳児と防災公園に行き、起震車体験訓練をしました。
先日起きた地震のこともあり、子どもたちも「すごい揺れたよ」「寝てたけど起きちゃったよ」と
口々に話しています。
しかし、子どもたちにとって“揺れる”ということは必ずしも“危険”ということにはつながらないことがあります。
しかし、その意識はこの後一変することになるのです…
さて、起震車の震度は“5”で体験をしました。
1人ずつ、大人と一緒に起震車に乗り込み、椅子に腰かけ、揺れを感じたら机の下に素早く移動します。机の脚を両手でしっかりと掴み、身の安全を確保するのですが、徐々に揺れが強くなり、初めは笑顔だった子も表情が曇っていきます。
また、机の脚を掴む手を見れば、今どれほど危険を感じ、訓練を体験しているかがよくわかりました。外で見ている子どもたちも祈るように見守り「大丈夫?」と声をかけます。
その声に「大丈夫」と笑顔で答えるも、その笑顔は長くは続かず、スッと真顔に戻るのでした。
同じ震度でも揺れ方はその都度違うため、見ている子どもたちも目が離せません。
揺れを体験した子どもたちは起震車から降りると「ふぅ」と一息つきます。
“怖い”ということは子どもたち自身が“危ない”“危険だ”と感じているということです。
自分が体験をしたこと、友だちが体験をしている様子をみて、地震の危険さを改めて認識しました。
そのうえで自分たちが地震の時にどのように、身を守るかということが重要になります。
区の職員の方から地震の時には“おしりをつけないで座る”ということを教えていただきました。
おしりを付けると、体が揺れを直に感じてしまい、大きな地震の際には体が跳ねてしまう
そのため、揺れを感じた際には正座のようにヒザを床につけて座ることで、姿勢を安定させることが必要ということでした。
公園からの帰り道、子どもたちは口々に「今日より大きな地震だったら」「もしかしたら公園にいる時かしれない」と地震について話し合っていました。