環境認識課業 ~職業~
2021-07-12
徒然保育士日記、お久しぶりです『KANA』です
先週、幼児クラスで行っている課業のテーマ「職業」に合わせ、歯医者さんにお越しいただきました。この歯医者さん、実は幼児クラスの保護者の方で、職業が歯科医ということでお願いをしました。
事前に撮影していただいた機械を使って歯をきれいにしている様子や診察をしている動画を見て、歯医者はどんな仕事をし、どんな道具を使っているのか見てみます。
その後は今日のメインでもある"特別な歯医者さんごっこ”もちろん歯医者役は本物の歯科医です
部屋に簡易的につくった診察台、受付、待合室で、診察券を持った患者役の子どもたちは、受付から名前を呼ばれるまで待合室の椅子に座って待っています。
「○○さん」と名前が呼ばれて診察室に入ると、本物の衣装を着た歯科医が待っています。診察台に寝転び「今日はどうされました?」と聞かれると「ここの歯がグラグラしています」「ここに虫歯ができちゃいました」と、ノリノリで答える子どもたち。それもそのはず、治療に使っているのは本物の道具なのです
診察室で待っている間も、治療を受けている間も、治療が終わった後も、子どもたちはソワソワやニコニコが止まりません。
あまりにも遊びが続くと、本物の歯医者さんが疲れちゃう。ということで、何分か遊びに付き合っていただいた後は、保育士が代わりに歯科医役を引き受けます。(他の保護者の方からナース服をお借りしていたのでノリノリで着てみたのですが、パツパツで恥ずかしい気持ちを抑えながらの歯科医役です…)
すると「受付けやりたい!」という女の子二人組が。受付に椅子を並べると「○○さん!こちらへどうぞ~」と滑らかなに手で方向を示しながら受付になりきっています。
すると今度は「歯医者さんやりたい!」という子が。任せてみると「今日はどうされましたか?」「ここに虫歯があるのでちょっと削りますね」と、患者の口をのぞき込み、こちらも本物らしく歯科医になりきっています。
この遊びは、歯科医という仕事の内容を知ることとともに『歯医者でのやりとりを経験する』『働く人に注目する』ということをねらいに計画していたのですが、子どもたちが自発的に参加し、働く側の振る舞いや気持ちにたつ経験をしている様子をみて、担任は心の中でガッツポーズでした(ご協力いただいた保護者の方々、本当にありがとうございました!!)
歯医者さんごっこはその日の午後まで続き、ない道具はあるものを組み合わせたり、可動式の診察台を作ってみたり、歯医者さんごっこに対する子どもたちの熱は冷めないのでした。
今回のブログは歯科医でしたが、他にもお料理教室をしている保護者の方にお越しいただき、様々な形のパスタや調理器具を見せていただいたり、料理についてのお話を聞いたりするなど、子どもたちが実際の経験を通して職業について興味関心を広げられた環境認識となりました。