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高いと低い

2021-06-08

LIFESCHOOL根岸こどものいえの「カズヤ」です。

 

 

今回は数の課業として、子どもたちの体を使って「高低」を経験しました。

朝からクラスには段ボールで作ったトンネルや、ビニールひもをあちらこちらに張っておきました。「何これ?」「何に使うの?」と、登園してきた子どもたちは問いかけてきます。そんな様子を見て他の子どもたちも集まってきたところで課業をはじめます。

まず大人を先頭に一列になって部屋のなかを歩き回ります。そこでトンネルや紐の下をくぐっていきます。くぐり終えた子どもたちに「どうだった?」と声をかけました。「楽しい!」と答える3歳児や「大変だった」と体の大きな4歳児や5歳児が答えます。すると「ん~低かった」とボソッと答えた5歳児がいました。そこで「そうだね、君たちの身長より低かったね」と他の子どもたちとその意見を共有します。

それから、トンネルや紐をくぐるたびに「低かった」「入口にあった紐だけ高かった!」と高さについて発言する子どもたち。自分の体をしゃがませてトンネルをくぐることや、背伸びをしても紐に頭が届かないという目の前の現実と「高い」「低い」という言葉が一致してきたようです。最後に大人の横に段ボール置いて、少し頭を使う課題を提示します。「この段ボールより僕の背が低くなるためにはどうしたらいい?」すると「しゃがむ!」と子どもたちは一斉に答えます。次に「ダンボールの背が高くなるためにはどうすればいい?」と聞くと子どもたちは「ん~」と難しそうな顔をします。

すると1人の5歳児スッと立ち上がり、段ボールを持ち上げて一言「これで高くなったはず!」大人の頭の高さを段ボールが越した光景を見て「なるほど」と他の子どもたちも思ったようです。「段ボールをたくさん積むっていうこともできるよ」と様々なアイデアが飛び出すのでした。