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保育園のたくさんの生き物たち

2023-08-14
保育園の生き物たち

LIFESCHOOLにもついに、せみが園庭にやってきました。


LIFE SCHOOLは今年で開演してから6年目。

開演してからの歴史と、生き物たちが紡いでいく命に物思いに耽っている園長です。


保育園で様々な生き物に触れる機会があります。幼児クラスのメダカやグッピー、、園庭での様々な虫、ニジマス掴み取り、畑の野菜など例を挙げればキリがありません。これは子どもたちにとってどんな意味があるのか。今回はそれについて考えていきたいと思います。

 子どもは身近な生き物に見たり、触ったりすることで命を持つものの存在を実感し、五感をフル活用し様々な情報を受け取ります。手触り、匂い、動き絵本や映像を通して知っていた生き物のイメージが実際に触れることでさらに鮮明になっていきます。初めは扱い方が分からずに、逃げられたり思わぬ反応が返って来たりすることもありますが餌やりや、水やりなどような経験を何度も何度も繰り返すことで、生きているものへの温かな感情が芽生えたり、身近な動植物に愛着を感じたりと命を大事にしようとする心が育っていきます。時には子どもたちは小さな生き物を物のように扱うことがあります。そういった時には私たちは「生きてるんだよ」ということを繰り返し伝えています。そうすることで幼児期後半になると次第に優しく手のひらに乗せたり、水槽を掃除して過ごしやすい環境にしたりと考えられるようになる力が備わってきます。

 上記のような経験をすることで、初めて、命(自然)を大事にしようという気持ちが育ってきます。今後も生き物に触れる機会を作り、子どもの心がどのように動いているのかに寄り添い、命を大切にする。ということを一緒に考えて行けたらと思っています。