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ニジマスつかみどり

2021-08-23
お久しぶりです!2年連続ニジマスのつかみどり係に就任しました「かこ」です!
夏の思い出をタイムリーにお届けできればと思います☆


テラスには、前日からプールやタライが置かれ、子どもたちも何かが始まる予感がしていました。「あれは?」と保育士に声をかける子どもに、「明日は、ニジマスのつかみどりをするんだよ!」と言うと、毎年の記憶がよみがえったかのように目をキラキラさせている子どもたち。楽しみな気持ちと、今年こそつかむぞ!と言う気持ちで胸がいっぱいのようでした。

昨年は、タライの水がぬるくなってしまったり、水が少なかったりと、ニジマスがあまり活き活きとしていなかったため、今年はどのようにすればニジマスが元気に泳いでいるところを子どもに見てもらえるか作戦づくりから始まりました。

タライだけではなくプールを用意したり、水の中をかき混ぜで空気を入れたり、ペットボトル氷の量を増やしたり…
思考錯誤しながら向かえた当日、朝早くから太陽がさんさんと照りつけるなか、一日が始まりました。

8時ごろ、府中からはるばる園にたどり着き、50匹が一斉にプールに放たれ泳ぎ始めたニジマス。活きの良い魚を見て、子どもたちの期待はますます膨らみ、ガラスにへばりついてニジマスの様子を見ては、笑顔を浮かべていました。

9時半になると、いよいよつかみどりのスタートです!
一斉に子どもたちがテラスに出てきました。0歳児や1歳児クラスでは、魚の様子をじっと見つめる子どもや、勢いよくタライの中に手を入れ、ニジマスに触ろうとする子の姿も。
2歳児以上はプールに入ったニジマスを見て、すぐにプールの中に入っては、ニジマスをつかむぞー!と意気ごみながら良い腰つきでつかみどりをしていました。
「どんな触り心地?」と子どもに聞くと、「ぬるぬるする~」「へんなかんじ!」「うごくのはやくてつかめない」と必死になって気持ちは全集中!保育士も子どもと一緒に楽しむことができました!

5歳児は、食育の一環でニジマスを調理師がさばくところまで見ました。さっきまで泳いでいた魚が、徐々に切り身になっていく姿や、魚にも胃や腸があることを調理師に説明してもらい、「わ~」と思わず声を上げ「さわってみてもいい?」と自ら興味を持つ様子も。最後は、担任から「いただきます」と言う言葉の大切さを伝え、より一層食べ物に感謝する気持ちが強くなっていました。

夏のジリジリとした暑さのなか、キンキンに冷えた水の中でつかみどりをする感覚は、まるで川遊びに来たようで、子どもたちには刺激がいっぱいだったようです。

来年は、それぞれの子どもたちがまた一段と成長し、今年とは違った姿を見せてくれることが楽しみになった一日でした。