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慣れてきたかな?もう少しかな?

2026-04-10
揺らぎのなかにある、子どもの育ち

新年度が始まり、園では慣らし保育の時間が続いています。
初めての場所、初めての大人、初めての友だち。子どもたちは、それぞれのペースで少しずつ園での時間を過ごしています。

最近、そんな子どもたちの姿の中に、小さな変化が見えてきました。

これまでずっと抱っこで過ごしていた子が、ふと自分の足で立ち上がる。
そして、少し離れたところにある玩具に気づき、そっと手を伸ばしてみる。

大人から見ると、ほんの小さな出来事かもしれません。
けれど、子どもにとってはとても大きな一歩です。

安心できる人の腕の中から、少しだけ外の世界へ。
「これはなんだろう」「触ってみたいな」
そんな気持ちが心の中に生まれ、子どもたちは少しずつ自分の世界を広げていきます。

子どもの育ちは、まっすぐ一直線に進むものではありません。
遊び始めたと思ったら、また抱っこに戻ってきたり。
笑っていたと思ったら、急に涙がこぼれたり。

そんな行ったり来たりの“揺らぎ”のなかにこそ、子どもたちの育ちがあります。
安心できる場所があるからこそ、少しだけ離れてみようと思える。
そしてまた戻ってきて、もう一度挑戦してみる。

保護者のみなさんも、もしまだお子さんが園に慣れていなくても、どうか心配しすぎないでください。
それは、お家の方とのつながりがしっかりと心の中にある証でもあります。

子どもたちは、大好きな人との安心を土台にして、少しずつ世界を広げていきます。

そして、私たちが子どもたちに伝えたいことがあります。

泣いていても、
笑っていても、
勇気を出して一歩踏み出したときも、
抱っこに戻りたくなったときも。

どんなあなたも、大好きだよ。

そんなメッセージを受け取りながら、子どもたちは今日も少しずつ、自分の歩幅で世界を広げています。