お世話するってつながるってこと。
2025-04-30
室内では、お部屋に飾られた一輪挿しのお花の水を毎日替えてくれる子がいます。「きょうはちょっとだけしおれてるね」「あしたは、げんきになるかな?」と、お花の様子をよく観察している様子に驚かされることも。透明なコップの中にきれいなお水を注ぐその手つきには、「大切にしたい」という気持ちがあふれています。
こうしたお花のお世話は、単なる作業ではありません。子どもたちは、お水をあげることで「お花が喜んでいる」ことを感じ、自分の手で命を支えているという実感を得ているのです。
そして、それがやがて「誰かの役に立つことの喜び」や「自分も誰かを思いやることができる」という自信につながっていきます。
お花の変化に気づく心、毎日のお世話を忘れず続ける責任感、やさしく手を添えるしぐさ——そんな一つひとつが、子どもたちの中に少しずつ「社会とのつながり」を育んでいます。
私たち大人は、そんな姿にそっと寄り添いながら、「ありがとう」「お花さん、うれしいね」と声をかけることで、子どもたちのやさしさの芽をいっそう育てていきたいと思っています。
水をあげるたびに、花が少し元気になっていくように。子どもたちのやさしい気持ちも、ゆっくり、でも確かに、大きく育っていくのです。
